【投資家のための行動経済学入門の決定版!!】本書は、行動経済学をベースにして投資家の行動を制御する異色のベストセラー『投資の聖杯 ~投資常識の嘘~』の著者が構想5年、執筆期間2年半以上をかけて書き上げた”日本で唯一の投資家のための行動経済学の本格的な入門書”です。近年、投資の世界では『行動経済学』の名をひんぱんに目にするようになりました。それどころか『投資をするなら行動経済学を学ぶことが必須である』とさえ言われるようになっています。それはなぜかと言えば、ほとんどの初心者投資家が負けたまま敗退するのは、手法が悪いからでも勉強が足りないからでもなく、行動が誤っているからです。その初心者投資家が負ける行動は、行動経済学が示した人間のエラーそのものなのです。だから行動経済学を正しく理解することで、そうしたエラーを制御することができるようになり、投資家は正しい投資行動が取れるようになるのです。いわば、投資家にとって行動経済学は勝てる投資家になるために、最も聖杯に近いものなのです。そのため、きちんと行動経済学を学びたい初心者投資家は多数いると思われますが、残念ながら専門書は一般人には難しく難易度が高いものがほとんどです。また、投資系のサイトなどで解説されている行動経済学は、あまりにも薄っぺらく表面的すぎて、誤りも多数書かれています。困ったことに、行動経済学が示しているのは、そのように表面的で安直な認識はかえって投資家のエラーを増やすということです。ですから、本当に投資のために行動経済学を学ぶのならば、根本からきちんと深く理解している必要があるのです。しかし、行動経済学を投資に生かすためには行動経済学と投資の両方を知悉している必要があり、そのようなことが分かる人間は多くありません。本書は、投資歴、行動経済学歴30年以上の著者が、投資家の立場から行動経済学を解説している貴重な本です。行動経済学のベースには、常に一般経済学があります。そのため、行動経済学を学ぶためには経済学の基礎が必須となります。本書は一般の人にも分かりやすく、どのような経済学がベースにあり、それに対して行動経済学が何を示したのか、そしてどう発展し、どのように投資と関わってくるのか、入門時の基礎から本格的な理解に至るまで、気楽な文体で分かりやすく、なおかつ詳しく解説しています。全ての投資家に必読の書と言えるでしょう。※本書は「上巻」です。