新型コロナウイルスが猛威を振るう中、私たちの生活は大きく変化し、また、経済も経験したことのないと言っていいぐらい、不安定で、より一層の不安や不満を抱えてしまうようになりました。家にいる時間が、比較的多くなったことにより、改めて収支の関係、購買の節約を考え始めている人も、増えてきています。本書は、改めて自分の身の回りのモノについて、新しいモノ・サービスを購入・利用するにあたって、最低限必要なことであるかを考え、そして、どのようにしたらよいかを紹介しています。タイトルの通り、それは「ミニマムライフ」「ミニマリズム」です。ミニマム(最低限)、リズム(考え方・生き方)という意味において、モノの購入、サービスの利用にて、瞬間的なコストでなく、長い目で見たコストで考える必要があるということです。モノやサービスだけではありません。時間も同じです。時間の消費・浪費についても、ミニマリズムにする必要があります。分かりやすく例を挙げると、ほしいと思っていたモノが20万円と高額。と同じモノで1万円の安価。あなたはどっちを買いますか?というところで、ミニマリズムかそうでないかが、おおよそハッキリしていきます。本書では、そのよう例題を挙げながら、ミニマリズムの解説をしていきます。本書は、全3章構成であり、第1章はミニマリズムとは第2章はミニマムリストの効果を3項目にて解説しています。・最高のモノを厳選するようになる・身軽になり将来への不安がなくなる・お金の収支を把握しやすくなる第3章は、実践編になります。ここでは4項目にて実践の紹介をしています。・テレビはすぐに捨てよう・いらないモノ、サービスは迷わず捨てよう・ガジェットにはお金をかけよう・持ち物はルーティン化しようミニマリズムの考え方は、新型コロナウイルスによる新しい生活環境・スタイルによってでてきたものではありません。むしろ、改めて考えるというキッカケになったと思っています。バブル期や富裕層者は、ろくに使わないモノやサービスを、購入・利用する、といったお金の感覚(支出の管理能力)がずれたような傾向がありますが、ミニマリズムは、「最高の少数精鋭隊」。長く使うものは最高のモノを。あまり使わないものは、思い切って切り捨てる。この考え方が、生活していくうえで、もっとも賢いやり方だと私、テントウムシは思います。皆さんも、ミニマリズムを取り入れて頂き、将来への不安が軽減されるようにしてください。帆霞ブックス スキマ読みシリーズ