本書では、資産運用や投資をしたことが無い人でも、「何をどうしたらいいのか?」が分かるようになることを目指します。本書は、下記のような人たちを対象に、主に投資信託を用いた資産運用をすすめています。・資産運用や投資に興味があるけど、どうしたらいいのかわからない。・年金だけでは足りないらしいけど、どうしたらいいのかわからない。・資産運用の勉強をしてみたいけど、ムズカシイことはわからない。ぼくは、貯金も貰った給料は毎月キチンと(?)使い果たし、保険会社の人に言われたままに 保険に入り、何にどれだけおカネを払ったかも知らないまま生きてきました。 (たぶん、大多数の方がそうなのではないかと思います) 親からは、「将来のために貯金しなさい」とか、「年金はアテにならない」 とか「良い会社に入って、しっかり働きなさい」とかいろいろ言われてきました。でも、日々の仕事で疲れ果て、ストレスを減らすためにもおカネはどんどん 使っちゃいますし、結果として貯金はできません。 休みの日は趣味に費やすことに夢中で、まちがっても将来のために勉強をするようなことはできませんでした。しかし、将来への漠然とした不安は日々つもってきて、自分にプレッシャー を与えてきます。 かつての、ぼくのような状況に置かれている方に、ぜひ本書を読んでほしいと思います。本書を最後まで読んでいただいたら、きっと資産運用の入口に立っていただけることと思います。〇はじめに〇第一部:資産運用を始める前の心構え ・日本人に資産運用が必要な理由 -銀行にお金を預けても増えない -もはや、給料に期待はできない -労働は投資のリターンに勝てない -年金に期待せず、自分で運用しよう ・絶対、早期に始めた方が良い -複利の効果が絶大すぎる -気持ちにユトリができる -早期に失敗を経験できる ・Column:投資を始めた直後に暴落が起こったら? ・生活防衛資金は絶対確保しておく〇第二部:資産運用を始める具体的方法 ・最初は投資信託から始めなさい -投資信託は株式の詰め合わせパック -投資家から集めたおカネで成り立つ -投資信託には企業分析は必要ない -運用会社が倒産しても資産は守られる -インデックスファンドを選びなさい -インデックスファンドで全世界に投資せよ -投資信託の手数料体系だけ説明させて! ・Column:インデックスファンドは退屈!? ・ネット証券に口座を開設しよう -特定口座の「源泉徴収あり」が基本 -NISA(ニーサ)って一体なにーさ? -iDeCo(イデコ)って一体なにーさ? -月の積立額3万円でいこう〇第三部:本格的に運用するなら米国ETF ・米国ETFのメリットは、大きく3つある -ETFは信託報酬率が低い -圧倒的な純資産総額 -タコ足じゃない分配金 -世界最大級の運用会社 ・米国ETFのデメリットは、大きく3つある -英語の目論見書 -税制への理解が必須 -売買手数料が高い ・VT、VOO、VTIに投資しよう〇あとがき