金融庁の老後2000万円問題や終身雇用制の崩、年々上がっていく税金と保険料など私たちの周りはドンドンお金に関して不安になるようなニュースが日々飛び交っています。また、最新の令和元年の国税庁の民間給与実態統計調査をみると日本の平均年収は436万円で前年度よりも5万円下がりました。このように令和の時代に入って私たちは年収は下がっているのに、税金や払うものは年々多くなっている現状でどのように生きれば老後安心して過ごせるのかを考えないといけない時期に入っています。さらに、新型コロナウイルスの影響で、国はお金を出し尽くしてしまい、借金である国債も増えていく一方で老後の年金がどれほど期待できるのか疑問と不安が増すばかりです。そんな現代だからこそ、少しずつ計画的に対策を講じる必要があります。本書では誰もが出来る対策をお話ししています。もし、年金が支払われなくても生活していける方法をお伝えしていきます。その内容は『つみたてNISA』と呼ばれる非課税制度を利用した運用から始まる貯蓄術になります。これは、国の制度を利用したありふれた方法ではありますが、意外としっかりと把握されていない人が多いのです。私自身も低収入投資家として仕事と資産運用をしている訳ですが、日本経済の不透明さには不安しかありません。私は投資歴15年ほどではありますが、投資初心者の読者でこれから資産を築いていきたいと思う方々は多いのではないかと思います。なので今回は投資初心者の方でも難しい知識は必要ない**『つみたてNISA』**について他の一般NISAやIDECOとの違いに触れながら、**なぜその中でつみたてNISAを私が推すのかを説明していきたい**と思います。実際に、お勧めの商品を検証しながら、40歳の会社勤めのサラリーマンが定年の60歳までに貯蓄を2000万円貯めていく話も今後を考えていくお役には立てると思います。これを読み終わる頃にはつみたてNISAとNISAとiDECOについて基本的知識が身についており、内容を理解して何が自分にとって必要なのかを考えて選べるようになっていると思いますので、どうぞ最後までお読み頂きたいと思います。